◇“青い花”も15年くらい前に立ち上げられたグループです。会の名付け親は、当時“水絵の会(現在・福岡シュタイナー教室)”親の会のメンバーだったEさん。ドイツ・ロマン派の作家ノヴァーリスの『青い花』からとられたのでしょう。約10年前に私がこのクラスに初めて参加した時には、学校で経験してきた芸術授業と全く異なるシュタイナー的なアプローチに一瞬間戸惑ったものの、非常に興味感心を抱いたことを覚えています。以来その方法論と、そのベースを形作る考え方を深く知れば知るほど素晴らしさを実感してきました。また、同じ技法やテーマを何度繰り返しても、そのつど新たな体験に導かれるものですから相変わらず参加し続け、今や最古参となっています。・・・が、考えてみれば、それらのエッセンスはどれも貴重なものばかりです。インスピレーションの源となり、私自身自分の行う授業にも多分に取り入れることができています。 ◇講師には開講当時から井手芳弘氏をお迎えしています。理科専門の井手先生が絵画を教えるの?…と、不思議に思う方もあるかもしれませんが、大学時代は特設美術科に籍をおかれたほどの腕前に加えて、ドイツ・シュツッツガルトのシュタイナー教員養成所でアントロポゾフィー芸術の独特な方法を体験なさっています。また、木工に関してはプロ並みの技術と知識をお持ちなので、クラスでは絵画や彫塑(粘土)から彫刻や手工芸的なものまで、さまざまな種類の素材に取り組むことができるのです。 “青い花”のカリキュラム(ぬらし絵、シヒテン、描線画、木工、手工芸、プラトン立体など)については、毎年度始めに講師と参加者で話し合って決めています。